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現金で支払う人はわりと少ない。全体の20パーセントもいるかどうかだ。500円くらいならクレジットカードを使うカナダ人、多し。けれど、お年を召した東洋系は滅多にお目にかかることのない百ドル札を持っていることも。
そういう私も現金を財布にほとんど入れていない。どうしても使わなければならないときのために5ドルくらいを入れてあるだけ。後は駐車場代としてのコインが数枚程度かな。(うちの街は夕方6時ごろから翌日の朝まで路上駐車は無料になる)
うちの店の営業時間は、朝7時から夜9時まで。コロナの前は10時まで営業。休業はクリスマスのみ。朝早くから開いているスーパーはすごく便利だ。日本みたいに便利なコンビニは少ないからかな。いや、これだけ早く開いているからコンビニはそれほど必要ないのかもしれない。
さらに、野菜も果物も量り売りが多い。客は自分の欲しいだけの量を袋に詰めて、レジに持ってくる。私達はそれを量り機能のついたセンサーの上に置き、そのコード番号を打ち込む。
その番号はPLU「プライス・ルック・アップ」というらしい。これは輸入品なら世界中どこでも番号は同じはず。リンゴとか、バナナなど。
私達キャッシャーは、まず、それぞれの持つコード番号をおぼえることから始まるのだ。(もちろん、あんちょこペーパーはある)
キャッシャーって、頭も使うし、気も使うね。
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