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試験管に乗り込もうとするデーモンにサリゲナクは話し掛ける。
「デーモン。今更だが、本当に天使になるんだな。もう二度とこの星には帰ってこられないぞ。」
天使と悪魔は対立する存在同士。もし、デーモンが天使になるならば、もう二度と友達としてサリゲナクと会うことはないだろう。
「あぁ。その覚悟はある。お前とは一生の別れになるかもしれないな。」
デーモンは淡々と答えた。
「もっと感傷的になろうぜ。お前は…。ホント軽すぎだわ(笑)」
「あはは(笑)」
笑顔を見せる2体。
「ステッキ・テンシ・サイコー星への射程をおさめた。ではこの試験管の中へ入りたまえ。」
早く宇宙船を試したい博士。デーモンを急かす。
「分かりました。じゃあな。サリゲナク。ありがとうな。博士もありがとう。」
「くれぐれも気をつけて。あと、こちらこそありがとうだ。」
(紹介料を♪)
デーモンは手を振りながら試験管の中へ入る。
「ではレッツゴー!」
デーモンのお礼に返事をせず、早々に発車ボタンを押す博士。
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