『ある 小説家の 話』

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良かった。 私を見てくれる人はまだいたんだ。嬉しい。 ずっと待ってたの。 私のことを見てくれる人。 今までずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううっと 待ってたんだから。 私の代わりに  続きを書いてくれる人 体を乗っ取るには丁度良いわ ねぇ      画面を見ているそこのあなたも 私のこと、見てくれるのよね? だからここまで読み進めてくれたのよね? 今更戻ろうとしたって無駄よ。 注意書きに書いておいたでしょ?恐怖を煽る表現が苦手な人はご視聴をお控え下さいって。ご丁寧に書いておいたじゃない。 それを承知の上でここまで来たんだから、あなたの責任。 帰らせない。 絶対に帰らせない。 別のものなんか見させない わたしだけをみて わたしだけをみて わたしだけをみて わたしだけをみて わたしだけをみて わたしだけをみて     わたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけわたしだけみさないよ もう忘れられるのは嫌   嫌なのよ   嫌嫌嫌嫌嫌!!!!!! 私はいつも一人ぼっち   一人は嫌   ねぇ一緒にいてよ一緒にいてよ いかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよいかないでよ!!!!!!!!!!!   
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