『ある 小説家の 話』

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気がついたら、私はキーボードに突っ伏していました。 パソコンの電源はなぜか消えていました。 今回あったことを友人に伝えると、「もしかして、『    』さんの生霊みたいなのがついたのかな・・・?」と、話していました。 現在は、『    』さんは既にサイトを退会しているそうです。 ただ  つぶやきには 『ありがとう』 と書かれていたとか。 詳しいことは、分かりません。 ただ 『    』さんは、小説家として苦しんでいた。 その苦しいという気持ちが、何か別のものになって私に憑依し、続きを書いたのではないか。そう考えると、あの続きを消すことに躊躇する自分がいるのです。 今は、ただ『    』さんの幸せを祈るばかりです。 これが、私の身に起きた  奇妙な話です。 最後まで  ご視聴ありがとうございました。
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