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「ああレン!会いたかったです」
「??理人?オレも会いたかったぞ!」
「っなんて可愛い。ところでこんな所に立ち止まって何を?」
「そうそう!あのな、、、、、あれオレ何してたんだっけ?」
「忘れたんですか?おっちょこちょいですね」
「あ、、うん、、」
カチッカチカチカチカチカチ……………
理事長室に戻った後、確認としてマリモたちを見ていた。
思った通り、隣にはデロデロのナルシ野郎が。
記憶もちゃんと消えてるみたいだ。
(それにしても、、、キモチわりぃ……)
はっきり言って嫌いな奴らがベタベタしてるのは目に毒だ
副会長の目とか、もう完全に危ない奴だし
でも、あの状態がいつまで持つだろうか。
あの2人は気づいていないが、近くには大量の鬼がいた。
不快な気分を切り替えるように、マウスを連打して画面を変えた
チラッチラッ
視線が鬱陶しい
「何聖夜?」
「いやなんでもない、よ、」
「じゃあそれヤメロ。視線が鬱陶しい」
「、、、」
部屋の主である聖夜が、気になりますとでも言いたげにこちらに何度も視線を寄越す。突っぱねたが、だいだい何が言いたいかわかった。
俺の変貌に驚いているんだろう。
だって今日のテンション半端なくおかしいし、自分でも分かるくらい。
先日、聖夜と再会したが、4年ぶりくらいだった。
口も性格も悪くなった俺にまだ慣れていないんだと思う。
だってあの頃は純粋だったから。
わるーいことを知ってしまった俺は、完璧に染まってしまったから
ほんと正義のヒーローに憧れてたなんて、、ダサい
悪役こそ、神なのに。人の歪む顔って最高に面白いから
画面を見ながら笑うシフォンの顔はどこか狂気じみていた
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