生徒会長サマ

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「いくよ」 アレンのやけに重みのある言葉に戸惑いながら、クッソでかい扉を開けた。 『キャーーーーーーーァァァァァァァァ』 『うっっひょぉぉぉ』 「此処はどこだ」 「食堂だねぇ」 襲いかかる歓声?と視線の嵐に思わず目を瞑った。 頭が痛い。目の前の現実をどうしても信じたくなくて、 「悪い、もう一回。此処はどこだ」 「食堂だねぇ」 「・・・場所間違えてない?」 「食堂だねぇ」 「、、そうか」 なんかもう、いいや、、 何故かポケットに入っていた耳栓を素早くはめて、どう見ても悟りを開いているアレンと共に 席に着いた。 「何食べる?」 急にイキイキし出したアレンにタブレットを渡される。 これから頼むのか    「あのオタク邪魔」    「まだレオン様にくっついてんの?」 いつもの如く聞こえてくる言葉は無視をして、目に入ったものを適当に頼んだ 「食堂ってこんなにうるさい場所なんだな」 「此処が異常なんだよ」 「そっか、頭おかしいんだな」 「そうそう」 待ち時間を話しながら過ごした 「お待たせいたしました」 その声と共に、料理が机に置かれた 「サンドイッチでございます」 「どうも」 俺の目の前にはシンプルなサンドイッチ。 アレンの前には、、、、 「はい、こちらスパゲティ、ラザニア、ステーキ、寿司でございます」 総計4品。 あー、、 いつものやつか。
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