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「ングっ!??」
丁度飲み込む時に食堂が湧いたから、喉につまる、、、
水。水、、目の前にあるコップを掴んで勢いよく口まで運ぶ
「ちょっ、シフォンそれ俺の、、」
アレンが何か言ったような気もしたが、そんなの気にしていたら俺が死ぬ。
グイッと一気に流し込んだ。
ふぅ、
「死ぬかと、、思った」
「そっか、、、」
「どうかしたのか」
なんとなく様子のおかしいアレンに尋ねたが、なんでもないよ。と即答された
別にそこまで気にもなるものでもないし、まあいいけど。
それよりも
「早く帰りたい」
なぜかどっと湧いた食堂。
未だに歓声は続いている、耳栓をはめたとはいっても耳のいい俺らにとってはあまり意味がなかった
いい加減鼓膜が破れそう。あたまもいたいし、、
とにかく、周りの状況でも確認しようと顔を上げた。、、とはいっても皆立ち上がっているせいで
あまり見えない。
わかるのは誰か食堂に入ってきたということだけ。それも相当人気のある生徒。
「会長さまだっ」
なるほど。
丁度いい時に、誰かが叫んでくれたおかげではっきりした。
『生徒会長』
こいつだろう。
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