第1章 目覚める力

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愛奈は相変わらず人が多いなと言いながら隣を歩く伊織に話しかける。 「星空学園に入学をしてよかったわ。 お兄ちゃんも内部進学だし、この学校は面白い人が沢山いて良い学校だわ!」 輝く笑顔で伊織に愛奈が言うと、伊織は楽しんでくれて良かったと笑顔で返す。伊織と愛奈は駅から出て駅近くにある商店街の進んで抜けると、そこには大きめの公園があり、その公園には砂浜やブランコに水遊び場など様々な遊具があった。その公演を抜けると、中学校高等学校と二校の多数の施設を置いても余りある敷地面積を持つ日本有数の学校である。 伊織と愛奈は共通の校門を潜ると右側に伊織、左側に愛奈は歩いて行く。分かれる際に愛奈はまたねお兄ちゃんと言った。 「おう! 楽しんでなー」 そう言い伊織は手を振って愛奈と別れた。伊織は右側の道を進み私立星空学園高等部に向かう。伊織はそこの一年五組の生徒であり、全学年六百人前後がいるマンモス校となっている。 一クラス四十名のクラスの中の一人である伊織は、教室に入るとおはようと言う。伊織のその言葉に数人のクラスメイトの男子が反応をしておはうようと返すと、伊織が小走りでその数人の男子に駆け寄った。 「よっ! 今日も良い天気で最高だな!」 伊織がそう言うと、一人の男子が最近怪物の出現が増えて大変みたいだぞと伊織に言ってくる。
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