第四章

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 部屋の明かりをつけると苦しかった胸が解放された。 つけられていたのか、同じ方向だったのか。 同じ方向だったと思いたい。 今日は勇輝がいない。 とうとう中学生が受験前で勇輝の仕事量も多いらしい。 忙しいのはわかっている。 でもそばにいてほしかった。 一日で終わってくれるなら。
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