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しかし、どうしたことだろう。2日前、大きな衝撃を感じてから私は閉じ込められ、主人の姿を見なくなってしまった。それを寂しく思う事はなかったが、仕事がなくなってしまったという喪失感だけが私の心を支配していた。
虚無、何も出来ない、にもかかわらず時は普段と何ら変わりなく正確に刻まれていく。
古ぼけた我が家の中、何も為すこともなくただ針が刻むときを聴き続ける。
昨日の朝は仕事がなくなったことにより、時の囚われから解放されたと喜んだが、たった1日の虚無で私の心も壊れかけていた。
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