あとがき

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あとがき

 ここまでお付き合いくださった皆様に感謝です。 ありがとうございました。  幕間的に書き始めたものの、半ば手前くらいでこれっていつ終わるだろうと、ちょっと自分でも不安になっていたのですが。  無事に終わらせることができました。 それはひとえに、読んでくださった方々の御蔭だと思っております。  前作と、まったく方向性が違ったためか、読んでくださっている方の層が都市伝説とは全然違うのが数字に表れていたりして、作者としましてはとても面白い現象だなあと思いながら見ておりました。(数値からのデータ考察するの大好き)  色々と勉強になったなと感じております。  テーマというか挑戦したかったのは、後先を考えないで勢いで書くこと、だったのですが。 漫画などでたまに見かける、当初の設定どこいった!?みたいな破天荒なのをやりたかった。  でもいかんせん、器の小ささが露呈してまして、ふと気づくと辻褄を合わせようとちまちま細かい部分を直していたり。  ちなみにキャラは予定では最初から最後までメインの三人以外はモブ程度で済ませる気だったんです。  でも書き始めてみたら、シドとかゴールドマンとかメイナードとかわらわら出てきて。  しかも毎回出てき方が、なんか登場する一行を筆の弾みで書いちゃって「あっ」てなって、そこから設定考えて放流(自由に泳げ的に野に放つ)というパターンでした。  全く予定になかったんで、辻褄合わせに走るのが常になっておりました。  でもよく働いてくれたなあと、キャラにも感謝です。  悪役の彼だけは、どうにもこうにも動いてくれなくて焦りましたが。 ホロトカゲか、貴様。  ちびメイドはとても書きやすいキャラでした。 はじめから脇として扱いは適当にするつもりだったので、出さなきゃとかいうプレッシャーもなかったため、出番少ないことに何も不都合がありませんでした。  ハードルは下げておくに限りますね。  姫さんはツンデレとか書ける気がしなかったので、ちょっとボケた感じにつっぱらないキャラにしてみました。 ゆるさ加減が、手に負えて助かりました。 これも書きやすいキャラでした。  そしてダークは……。 もともと別のことで使っていたキャラのリメイクだったのですが、最後の最後まで「俺が改心?(鼻で笑う)」みたいに抵抗してくれちゃって、扱いづらかった……。  根っから悪人なので、姫さんに対して甘いのとか書きながら「嘘だっ!絶対、ちがうこと考えてる!」て作者が思ってました。  騙されるなよ皆ッ! つーか、心底冷えた悪人書くのって楽しいですよね。
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