ひと夏の思い出
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俺がここで暮らした夏は、もう18年も前になるのか。 何だか昔よりも、人が減ったような印象だった。この村でも、きっと高齢・過疎化が深刻なのだろう。 「確か、叔母さんの家はこっちの方だったような…」 昔と風景が変わっていないお陰で、記憶だけを頼りに、あの夏を過ごした思い出の家を探すことができた。 山道を登っていくと、2軒の古い民家が見える。 「あった!」
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