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「てか首固定されるの地味に辛いんだけど。
これ戻ったとき首ヤバそう。」
首振り機能が壊れたボロい扇風機に転生したせいで、
隼人は正面しか向けない状態になっている。
「ごめんって〜。戻ったら湿布貼ってあげるから。」
言いながらTシャツを着てテレビの電源をつけた。
『さあ、連日熱帯夜と言ってきましたが、いよいよ来週からは少し秋の訪れを感じることができそうです。
まず東京は…』
秋を意識してなのか、モカ色のシャツを着た気象予報士の女性が爽やかな笑顔でそんなことを言っている。
週間予報は週の途中から月が代わって、スタジオの背景には早くもススキが飾られていた。
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