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だけど最初は違っていたような気がしたのだ。
「そうね。
昔はこんな感じだったようにも思うけど。
でもそれは学生の頃の話ね。
社会人になってからは一緒に住んではいるけどそこまでお互い干渉しないしね。
もし変わったとしたらきっと花梨が、話の中心の時だけだと思うわよ。」
「私?!」
「そう。
亘が衛にちょっかい出してわざと花梨との間をジャマする。
衛は花梨が絡んでるから亘を無視できないから邪険な態度をとる。
そんな構図が出来上がってるんじゃない?」
「ふ〜ん。
わかったような、わからないような。
ビミョ〜」
「ま、いいんじゃない。
余計なことは考えなくて。
どうせ考えてもわかんないんだし。」
「ねぇ それってビミョーに貶してるよね。」
「あら、考えなくてもわかったの?
エライエライ。」
「あー! もう、バカにして〜」
「チョットそこ。
ナニ二人で盛り上がってんの。
仲間ハズレはよくないでしょ。
みんなで来てるんだからさ。」
コウが入ったことでなんかややこしい話になってきた。
ともあれ、もう少ししたら美肌効果のある温泉に入って美味しい料理を頂こう。
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