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家のカギを開ける。
琉生は帰っていない。
「ただいま」といいながら靴を脱ぐ。
リビングに続くドアを開け、ソファーにバックを置いてカーテンを閉める。
照明を点けるのも億劫でソファーに身体を沈める。
「あ〜疲れた〜、ホントに疲れた〜」
今日は仕事が忙しくて、休む時間もないくらいお客さんの数がスゴかった。
私の名前は、花凛22歳。
高校を卒業して就職したのがファンシーショップ。
そして琉生は同い年の私の彼氏。
琉生も私と同じく高卒で就職している。
車が大好きで整備士をしている。
琉生とは付き合って2年以上、一緒に住むようになってもうすぐで2年になる。
話しが上手で面白く、イケメンとまではいかなくても普通にカッコいい。
私を好きなことも、大事にしてくれるのもちゃんとわかっている。
もちろん私だって気持ちは同じだ。
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