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この家はもともと琉生が住んでいて、そこに私が住む形となった。
琉生には友達が多く、男だけに限らず女の友達もいるのだ。
その友達がこの家に集まること多々。
でも私はその場が苦手というか、出来れば輪の中に入りたくない…
とはいえ、会えばあいさつや軽く世間話くらいはするようにしている。やっぱり琉生にイヤな思いはさせたくないから─
でも長い時間を一緒に過ごすのは精神的に疲れてしまう。
だから、前もってわかる時は家に帰らないことにしている。
でも突然みんなを連れて帰ってくる時がある。仕方なく1時間くらい飲み会の手伝いをする。みんなは次の日が休みでも私は仕事だから、それを言い訳に別の部屋へと消える。
琉生の友達はチャラ男でギャルだ。
私は別にマジメでもおとなしめでもないけど、もし学生だったら自分から仲良くなろうとは思わないだろう。
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