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ガチャリ 玄関のドアが開いた。
武満「良かった…」
武満が「涙目」になっている。
清花「え?」
武満「俺、清花が『自殺』とかしてたら、どうしようかと思ったよ」
清花「…私にそんな勇気ないわよ。
ちょっと疲れたから、寝ちゃってただけ」
正直、そう言う事を考えなかった訳じゃないわ。
だけど私はそれで楽になれても、武満君はその事で一生苦しむ事になるかもしれない…。
そう思ったら、私には死ぬ事は出来なかったわ…。
清花「…それで、急に来てどうしたの?」
武満「………」
相変わらず、美しいな…。
今の話だと、絶対「化粧してる余裕」とかなかったはずなのに、美し過ぎるっ…!
清花「…武満君?」
武満「…すまん、聞いてなかった。何だって?」
清花「だから、どうして来たのかって言う話よ」
武満「そうだったな…」
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