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カタン コトン
その翌日は珍しく非番の日。
僕は作品に使う木の枝を探しに近くの森へと来ていた。
カタン コトン
森の葉は次第に色づき始め、足元の枝を拾いながら落ち葉を踏む。
カタン コトン
…その時、ふと足が止まる。
森の中、獣道とも言える人の入れないような場所に鳥居が見える。
その奥には用水路ほどの小川。
カタン コトン
その小川の中で緋色の水車が回っていた。
水車の中には小さな物体が回っている様子も見える。
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