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悪意の無い世界では、善意が人を殺していた。
誰かの優しさは、誰かにとっての地獄だった。
誰かにとっての希望は、誰かの絶望だった。
「大丈夫?」その言葉は自分の無罪を認めてもらう免罪符。
「ありがとう」その言葉は誰かの犠牲への嘲笑。
「何かあったら言ってね」その言葉は救いを求める手を振り払うためのもの。
優しさですらも人を殺した。
私の創った世界は救いようがなかった。
だから私は新しい世界で救いを与えることにした
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