このままだと本気になりそう

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このままだと本気になりそう

蓮くんは、今朝早く・・・3時ごろかな?に帰ってきたようだ。気になって、よく眠れなかった私だった。朝、6時半。私は、ハムエッグとサラダ、トーストと言う簡単な朝食を準備した。 「ん!おいし!」 蓮くんはかなり眠そうだ・・・目が、充血している。私より一足先に飯田橋にある職場に出掛けて行った。 「8時半には帰るから」 「行ってらっしゃい」 「行って来ます」 笑顔で言う蓮くん。なんだか新婚夫婦みたい、なんて一人妄想する。 私も一限から。急いでアパートを出る。私の通う永岡大学は代々木にある。 「おっはよ~、陽葵!What's up?(何かニュースは?)」 いつもだったら、Not much(特にねぇ。)、って答えるところだけど、私は、 「Actually, listen, (実は、聞いて、)雪乃!」 ・・・って、今までのことをざっと話した。そしたら、雪乃、 「Oh, I see,(なるほどねぇ)|You fell in love(彼と恋に)in love(落ちたんだ)」 ボッ!と赤くなる私。 「そんなんじゃないの」 「じゃ、どんなの?」と雪乃。 「ん~、あこがれ、って言うか。好きは好きなんだけど」 「『でも、このままだと本気になりそう』?」 と私の想いを読んだかのように言う雪乃。 「うん」 私は降参した。 「実と大空(そら)には言わないでおいて」 「大空はまだしも・・・実は知りたがると思うな」 実は雪乃の想い人だ。雪乃は、実が好きなのは私だと言うけれど。
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