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   その後も何度か様子見に通ったストーカーな俺らだけど、まさか二人とも『よきお相手』にしてくれるなんて……てっちゃんは懐が深い♡ 「こらっ……」 「「てっちゃん♡スキー♡」」 「ポニョるなあっ」 「「ポチだよー」」  最初の夜に俺らが伽のお相手を取り合っていたら、(酔ってたとは言え)『二人まとめて掛かって来ーい!』と笑ったてっちゃんは男前だった。全裸にち◯こ半勃ちで大の字に寝っ転がる姿は天晴れだった。  酔いが冷めてキョドり出した時は魔法が解けた気分だったけど、自分が俺らに半分こされるのはいいけど俺らを半分こには出来ないと言われた時にはやっぱり男前だと感動した。  男前な上にてっちゃんは優しい。懐プラス情も深い。 「一人くっついてくんのはいいけど……残された片っぽが寂しくないか……?」 「寂しいけど我慢出来るよー」 「寂しいのはてっちゃんの方だったりしてー」 「煩いわっ」  てっちゃんは先に残る方にいっぱいキスしてくれた。ぎゅーって抱きしめてくれた。着いてく方がモヤモヤするくらいの大サービスだった。 「土曜の夜は三人の日に制定しようねー」 「制定はすんな制定は」 「てっちゃんがキャパオーバーにならない為の配慮だよー」  愛情は二人いっぺんに注ぎまくれるけど、てっちゃんは一人だ。体はひとつだ。物理的に分け合ったら大変な事になるから大切に大切にするんだ。 「愛情と性欲は切り離して考えよー」 「切り離せるかあほう」  てっちゃんはワガママな上に贅沢だけど、そんな所が大好きだ。
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