ending

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   恨めしそうな目がどんどん潤む。てっちゃんの快楽耐性が低い事は把握済みだ。特にチクビと脇腹を同時に責めたら目に見えて『落ちる』。  大好きなてっちゃんに痛い事も酷い事もしないよ。てっちゃんが嫌がるなら撤退するよ。でもてっちゃんはエロいので直ぐに流されてくれる。そこがまた好き♡ 「ぁ───……あたまが真っ白なる……」 「うん、てっちゃんは何も考えないでいいよ」  俺らより小さくて細くて、でも程よい筋肉のついた体が好き。  感じ過ぎて掠れた声が色っぽくて好き。  しなやかな背中のラインとか柔らかい関節とか全部全部好き。  顔も。  寧ろ顔が一番好きだわ。こんなに蕩けた可愛い顔、俺ら二人以外の何人たりとも見る事は許さん。 「んー……どっちだあ……」 「空♡」 「泣き虫だから先譲ったー」 「ふふ」 「でも後からでも気持ちいよーてっちゃんトロトロで」 「陸の唇もトロトロ……」  今てっちゃんを気持ちよくしてるのは俺なのにイチャイチャしやがってとは思うけど、陸ならいい。陸も俺ならいいって言う。こうして二人で、欲張りのてっちゃんを目一杯愛して揺らして分けっこする幸せからは抜け出せない。この先もずっとずっと、俺らは三人で繋がって行く─────  ………とか浸っていたら “ピンポーン” とチャイムが鳴った。 「陸出てっ」 「えええヤだよ俺今ち◯こパンパンだしっ」 「俺のがもっとパンパンだわっっこの切羽詰まった状況考えろっっ」 「ゃ、ぁ───んっっ」 「「てっちゃんシ──!!」」  カオスだけどそれもまた、夏の思い出の1ページと言う事で。
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