0人が本棚に入れています
本棚に追加
勢いよく飛び込んだせいで、水飛沫が胸の辺りまでかかって服が完全に濡れてしまった。それすらも楽しく思えて、私は笑っていた。
夏が来た。このとき、初めて夏の到来を感じた。
何処からか、セミの音でもない「ブー、ブー」と言う規則的になる音が聞こえて私は目を開けた。
私はベットの中にいて、左手にスマホを持っていた。無意識のうちにアラームを止めていたようだ。現在の時刻は6時18分、15分にタイマーから3分も経っている。今日は目覚めが悪かったみたいだ。
でも、あんなに楽しい夢を見てたら置きたく無くなるよな。起きて最初に思ったことは「もっと夢を見ていたかった」と言うシンプルでいて、世界一難しい願い。
子供でもわかる、一生賭けても叶うことのない夢。
最初のコメントを投稿しよう!