女子会議

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私は凌に対して、「そういう方面では役に立たないでしょ」って突っ込んでみたけれど、自分だって同じくらい役に立たない自信がある。 だってちゃんと男の子を好きになったのって、凌が初めてだし。 私は、人としての信頼感が育って恋になったと思うから、『この人が好きなんだな』っていうのは比較的すんなり自分で受け入れられたんだけど。 普通は…どうやってその人が特別だって気づくんだろう。 千里は、自分を想ってくれる人を好きにはならなかった。そういう人もいるのは何となく知ってるけど、千里は先にまず自分の気持ちをはっきりさせたいのかな、と思う。 「千里は、北見先輩のこと…?」 部にいるとき、私はヒロさんの動向には何となく気を配ってた。 千里は、そういう意味で選手を見ることは一切ないし、最初から『仮に好きな人ができたって引退まで黙ってる』って言った子だから。 鈴奈ちゃんと三人でキャッキャしてる時だって、千里は自分のことは全然離さない。『引退したら涼しげで爽やかな彼氏とかできたらいいな』みたいなことは言ってた気がするけど。 え、もしかして…北見先輩? 私の問いには答えずに、千里がコロンとベッドに転がる。 「多分、北見先輩は気づいてないだろうけど…私たち、中学が同じだったんだよね」 …え? 次から次へとびっくりな情報が出てくるよ。
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