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出来事
そして私はある日好きかわからなくなっていた人と
その友達との会話を聞いてしまった。
次の瞬間彼から放たれた言葉は、
「あいつはなんとも思ってない。」
あぁ、そうだったのか。
胸の奥で紐がちぎれたような感覚になった。
その時私はちゃんと恋ができてたんだなぁと思えて
少し安心してもいた。
その日から私はもう恋をするのがめんどくさくなってしまった。
今思えば現実から逃げたかっただけのただの言い訳だった。
だけど私にはそうするしか無かった。
でも、本当は、少しでも希望が欲しかった。
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