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さて、どうするか?
この家の中、復活した死者達は入ってこないらしい。
でもきっと、私がこの家の扉を開けた瞬間、奴らは私を見つけるだろう。
そうなるときっと、私は復活した死者達に攻撃されてしまう。
私は指パッチンし、この村の地図を出してみた。
「結構遠いな」
私は、小さくそう呟いた。この村の端までは、かなり遠いのだ。
この村には家が百軒ほど存在しており、その各家は、田舎の理に沿って、ある程度の感覚を開けて建てられていた。
そして、そのちょうど中心に、私のいるこの家がある。
私の今いる家は、中にベッドとタンスと机のみ置かれている、本当に小さな家だ。
私はなんとなしに、ベッドの下を覗いてみた。
10ゼン落ちていた。
なんとも言えない気持ちになった私は、覚悟を決めた。
いつまでもここにいても、何も起こらない。
私はサイコロを振り、それはコロコロと転がり、計4の目を出した。
私の両手にそれぞれ、ハンドガンが現れた。計4の目の武器は、両手に現れるハンドガンだ。
私はそのハンドガンをしかと手に握る。
そして、ゆっくりとドアを開けた。
それまであてもなくさまよっていた死者達が、一斉に私の方を向いた。
「ですよね~」
私は小さくそう呟いた。
私は両手のハンドガンを、一層しっかりと握る。
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