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女性達は、互いに茶菓子を持ち寄って喋り始めたので、休憩の時間だったらしい。
「ええと、この子のお父さんではないですよね?」
「はい。この子の母親、修さんの妹ですね。妊娠しておりまして、もうすぐ臨月なのですよ。それで、私の家がこの子を預かって面倒をみておりました」
設定的にはややこしいが、三田の妹の旦那の実家にいる弟あたりだと、女性達は理解したようだ。
「はい……修さんが亡くなって、こちらの家もバタバタしていますからね……美鶴さんも実家を頼れなかったのね……」
三田の妹と知り合いだったかと、少し俺が慌てると、秋鹿が静かに頷いていた。
「美鶴さんは、学生時代にここでバイトをしていたのですよね?」
「ああ、そうよ。どうして知っているの?ああ、そう言えば、美鶴さん実家に戻って来ると、ここで沢山買い物をしていたね」
美鶴は近所と同僚、旦那の実家に土産を持ってゆくと言っていたらしい。
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