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忍者は喋ると普通の会社員風で、俺に名刺を差し出してきた。俺が名刺を受け取ると、そこにはペットショップのマークがあり、ペットブリーダーの肩書があった。
「……あの」
もうどこから突っ込んでいいのか分からない。
そして、最後に少年と、巨人の組み合わせが入ってきた。
「俺は川崎で、壬生さんと仕事をする。まだ壬生さんが復帰していないので、暫し、あのブースを借ります」
川崎は凄腕のハッカーで、元は他の組織にいたらしい。だが、その組織の機密情報を持って、公安に保護を申し出ていた。
巨人は馬場という名前で、元は交番勤務であったが、スカウトされて公安に来ていた。
「川崎君、保護対象者なのか?」
「いいえ。俺も元は千葉さんと周防さんと同じ刑事ですよ。特殊犯罪を担当していて、とある組織の機密を知ってしまっただけです」
警察では保護できないので、公安に来たという。
「千葉、周防、桐生さん、港の倉庫」
「はい」
すると、鎌田と犬塚が準備していた。
「ええと?」
「大丈夫、目立たない様に、先に侵入します」
目立たないようにと言うが、今の姿は目立ち過ぎている。
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