夏祭りの逢瀬

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屋台を堪能した後、神社の境内の近くまで来た。 ここだよね? 鼻歌をしながら、誰かを待っている。 今年は、来ないかな? もう少し待とうか。 「なんだ、今年も来たのか?」 甚平姿の少年らしき姿。変わっているとすれば、狐のお面をつけていること。 「ヨウちゃん!」 「おい…その言い方やめねぇか?」 お面を取ると、美少年だ。 彼は、人間ではない。 妖狐…狐の妖怪だ。 「ヨウちゃんって言っちゃ、ダメ?」
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