【 第二話: 大自然宮古島 】

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【 第二話: 大自然宮古島 】

 俺たちはそんなこんなで、次の日、沖縄の宮古島へ向かった。  マジカは、当然飛行機に乗るのは初めてだったため、飛行機の中では大はしゃぎだった。 「わぁ~、すご~い。ヒロシ、飛行機飛んだよー!」 「あぁ。(初めての飛行機だからしょうがないか……)」 「わぁ~、ヒロシ、見て、見て。雲が下にいっぱいあるよ~!」 「うん。本当だね~」 「何だか、ワクワクして来ちゃう~」  マジカは、小さな子供のように無邪気にはしゃいでいた。  宮古島に到着すると、俺たちは早速、レンタカーを借りて宿泊先のホテルへ向かうことにした。  俺はペーパードライバーで車は持っていなかったが、車の免許だけは持っていたのだ。 「うわぁ~、ヒロシ、車運転できるんだね」 「い、一応ね……。シートベルトはしっかりしておいてね」 「うん。宮古島の海はきれいね。ヒロシ」 「そうだね。すごくきれいだね」 「青や緑で、すごく澄んでて、キラキラと輝いてる~♪」 「あっ、そうだ! せっかくだから、日本一長いって言う『伊良部大橋(いらぶおおはし)』を渡ってみようか!」 「え~、日本一長い橋なの。行ってみた~い!」 「よし、行くぞ~!」 「レッツゴー!」  俺たちは空港からそのまま絶景と評判の日本最長の伊良部大橋へ行った。 「うわぁ~、橋が見えてきた~。すご~い、大きな橋~」 「うん、すごい、長いねぇ~。まさに絶景だね~」 「橋から見る海もきれい~、海の上を飛んでいるみた~い。すご~い!」 「壮大だねぇ~。外からの潮風も気持ちいい~!」 「向こうの海もエメラルドグリーンで感動するね~」 「ヒャッホーイ!」 「うふふっ、来て良かったねぇ~、ヒロシ~」  伊良部大橋から見る、海や空、橋の上下に大きく坂になっている道路などは、まさに絶景だった。  この日は、天気も良く、澄んだ青空を流れていく雲、海から吹く気持ちの良いやさしい風を感じながら、マジカのはじゃく、かわいい横顔を俺は眺めていた。
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