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私の生き地獄
━━地獄のような日々。私はそれを送ってきた。
小三にめでたく進級すると、訳も分からず実父からの虐待が始まった。勿論、小三の私が何故虐待されてるのかなど分かるわけもない。
何をしても、何もしなくても、殴られ蹴られの毎日。勉強や習い事に関しては何でも出来る天才の姉とことごとく比べられ、見習えだの落ちこぼれだの散々言われた。何故蹴られるのか、何故比べられるのか本当に意味が分からなかった。
そして、父は質が悪い。優しい日だまりのような母と姉の前では一切暴君のような行動はせず、陰でネチネチとそれ以上にも以下にもならずに同じことが繰り返された。
そのことはやっと基盤がしっかりしてきた自我に深い傷を残し、心にトラウマと言う名の花が根を張った。
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