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「俺たちの落し物は命なんだ。」
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精一杯の「謎?」顔を作る。
「命を落としたにもかかわらず俺たちはこうして生きていた頃得られなかったものを得ようと彷徨っているんだ…」
未だに信じられない、わからない、理解できない、という顔をする。
「ね、ねえ、私たちが死んでるってわかっても、仲良くしてくれるよね?」
美紀がすり寄ってくる。俺はなぜか確かに怖い、と思うのだ。
「お願い、私たちが生きている間に得られなかった愛を、私たちは探しているの!」
そんなの協力できないよ、と首を振る――
「これ結局なにが言いたいんだ?」
観客席から声がした。体育館の後ろで望月先生も全くだ、と言わんばかりに首を振っている。俺は危うく劇の最中に笑いそうになった。
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