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「孤独だね……」
「いいから! 助けてくれるの? くれないの?」
「うわなにその上から目線。感じ悪ぅ~」
「ごっごめん! 急いでてつい……」
私は、後ろを指差した。
「ごめんけど、私は無理。
この先に赤い屋根の二階建てのおうちがあるから、そこの女子高生に頼んでみて。魔法少女系大好きだから、きっと助けてくれるよ」
「わ、わかった! ありがとう」
非日常は、存在意義が不明な羽根をぱたつかせて飛んでいった。
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