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第十一夜 金縛り
第十一夜 金縛りをご紹介致します。
母が私にある金縛りにあった時の話をしてくれました。
母は金縛りにあう時に前兆があるそうです。
なので、今日来る!っていうのが眠りにつく前にわかるそうです。
その前兆は、床について睡眠に入ろうとすると頭の中で男の人が、
「キョウコ(仮名)〜・・・キョウコ〜・・・」と自分の名前を呼ぶ声
がするそうです。
その声は少しずつ大きくなり、暫くすると声が止まるそうです。
「あ〜・・・またこの声が・・・」
眠りにつく寸前、体は硬直し声を出そうとしても全く出なくなり、
隣に父がいても呼べなかったそうです。
「また、金縛りだ」
と頭の中で思っていると、
自分のお腹の上に人が乗る感触があったそうです。
そこに乗っている何者かから、自分にしか聞こえない声で、
「あ〜〜、あ〜〜、あ〜〜」
と言い、ふっと急に軽くなり金縛りは終わったそうです。
一体自分に何を伝えたいのかは分からなかったそうですが、
それはしばらくの間続き、最近は何も起きていないとこ事です。
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