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「えっ…」
左肩に都貴さんの熱と重さを感じる。
「保健室、行く?」
だめだ。
甘い言葉ばかりに、私は体の力が抜けてしまった。
校医は都合よく不在だった。
というか都貴さんは知っていたみたいだ。
丁寧に【不在】の札が掲げてあるにも関わらず、扉を開ける。
そして鍵を閉めた。
覚束ない足取りの私をカーテンで仕切られたベッドスペースの最奥に導き、そこに座らせた。
ゆっくり私のブレザーの上着を取る。
リボンも取られていた私は白いシャツ姿になる。
穿いているチェックのスカートも捲れ上がり、足がのぞく。
「景」
そう言いながら額にキスを落としてきた。
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