第11章 新しい出会い

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まぁ、とりあえず情報収集だな。 俺は地獄の街(ヘル・タウン)の悪魔達にベリアルの弱点や性格話を聞く事にしたんだが・・・・・・。 「ベリアル様? 一言で言うなら独裁者だな」 独裁者って確か・・・・・・政治や集団などをたったの一人で操る事ができる人物、って意味だよな。 「主体性、判断力、目標設定、計画立案力、コミュニケーション力、 課題解決力。 リーダーに必須な全ての項目を満たしているんだが、なんというか気分屋で、性格がかなり捻り曲がっているからな」 リーダーとしての素質はあるが捻り曲がった性格のせいで他の悪魔達からは嫌われているのか。 まぁ、嫌な奴だからな。 俺は初めて会った時から嫌いだった。 「ルシファー様よりも魔王って感じがするな」 マジか・・・・・・アイツ、最悪じゃないか。 魔王よりも魔王ってどういう事だ。 「前はサキュバスや堕落させた人間の女達を屋敷に呼んで毎日のように遊んでたな。 そのくせ、何か気に食わない事を言われればすぐに殺したり」 どれだけ横暴なんだ、意味が分からない。 「ベリアル様はああ見えてもプライドが魔王よりも高いからな。 下手すれば魂ごと消されるだろう」 俺はそんな奴を相手に「変態」とか言ってたんだがまだ生きてる・・・・・・今度からは気を付けよう。 いや、思っても心の中だけにする。 「そうそう! 一見すればルシファー様とそこそこ良い関係を築いているように見えるが、内心では一線を引いているらしい。 天上界の政争ではルシファー様は神によってが、自分は自ら望んで地獄にとか、なんとか言っていた」 つまり魔王ルシファーとは仲が悪いのか? これは使えるかもしれないな。
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