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俺の心を抉る質問を終えたらしいマルコシアスはジッと何も言わずに無言で俺を見つめてくる。
不機嫌・・・・・・というわけではなさそうだ。
何か見極めてる?感じがするな。
そう思っていれば手が差し出された。
「貴殿は己の嫌な問い掛けにも嘘をつかずに答える事ができた。貴殿のその正直な心を認め、貴殿と契約を結ぶ事にしよう、これから宜しく頼むぞ」
「ああ、宜しくな」
やっぱり嘘つかなくて良かった。
内心でホッとしながら俺はその手を握った。
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