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「ん〜、違うか。ならこっち!?」
──バンッ!
、
どうやら、場所までは把握してないようで近くにある部屋を一つずつ調べているようだ。
俺は震える身体を抱き締めながら深呼吸をする。
──ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ。
心臓が破裂しそうなほどに音をたて始め、静めるように息を吐く。だが、鼓動は早くなるばかり。
「あ〜・・・・・・めんどくせ、さっさと出て来いよ!」
──バンッ!
ビックリした・・・・・・隣の部屋か。
待て、隣に来てるって事は次はこの部屋?
もし見つかれば完全に殺される。
「みーつけた!!!!!!」
──その声と同時に肩を誰かに掴まれた。
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