第9章 最後のデート

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『お前・・・・・・もう、そろそろヤバいぞ。 まだ俺をストーカーしてるのか? 止めた方が身の為だ』 『ス、ストーカー、なんてしてませんよ』 『なら何で付いてきてる?』 『心配なんです、今日も、川辺で喧嘩をしていたので怪我の手当をしようかと・・・・・・迷惑でした?』 『はぁ・・・・・・手当てしたいならして良いぞ』 『! ありがとうございます!!』 『・・・・・・なぁ、俺になんでそんなに執着する?』 『貴方が大好きだからです』 『なら付き合うか? 別に俺は構わないぞ』 『嬉しいですけど、駄目です。 私は貴方を影からそっと見守るのが・・・・・・守るのが好きなんです』 『名も無きストーカー、俺が言うのも何だが俺は容姿も知力も平均的な普通の中学生。 対して良い所もない俺を守るだなんて勿体ない事をするな』
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