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記憶は美化したがるものってホント?
「八坂っち。八坂っちが大きくなったらお婿にもらってあげるね!」
「……縄でグルグル巻きにされた状態で言われても……。しかも、これ、やったのことちゃんで……」
「……」←ガムテープ装備
「むがっ!?」←口に貼り付けられる
「むががっ! むがーっ!」
「えー、何々? そんなに私と結婚出来るの嬉しいのー!? だったら、最初からそう言ってよー、このこのー」
「むががが……っ!!」
「……でも、少しの間、八坂っちとはお別れなんだよね……」
「……むが……」
「でも、大丈夫! 私、八坂っちが帰ってくるまで、ずっと待ってるから!」
「……」
「でもでもだよ? もしも向こうで彼女なんて作ったら……ユルサナイカラネ?」
「もがーっ!!!」
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