一曲目

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一曲目

1990年8月15日 ↓ 天気は晴模様 ↓ 都内の病院の最上階で産声上がる ↓ 金髪碧眼天使のような女の子 ↓ 体重3665g、B型獅子座 ↓ 名家の両親親戚待ち望まれたBaby ↓ 愛されない理由などどこにもなくて ↓ 明朗、快活まるでおとぎ話のお姫様 ↓ 彼女に出会った人は彼女を好きになる ↓ 七歳十二歳親を信じて名門私立を首席で卒業 ↓ 十五歳で反抗期始まる ↓ 親の反対押し切り刺激を求めて公立入学 ↓ そこで初めて「性」を知った ↓ 相手はサッカー部のキャプテン告白された ↓ 愛されることに飽きた少女は愛に飢えだす ↓ 乾いた体を満たすためには見た目も性別も問わず朝まで踊る ↓ 最初に身籠った子供は少女⚫⚫歳の時 ↓ その果てに気づいたことは ↓ 「私がいないと駄目な人を愛したい!」 ↓ スポーツ万能、成績優秀 ↓ 欠点があるとするならば ↓ 純真無垢で世間知らずな御嬢様 ↓ 詐欺に虚言 ↓ 窃盗、譲渡 ↓ 愛されるためだから何でも努力した ↓ 愛してあげないといけない人を守り続ける ↓ 二人目身籠った子供は少女十八歳の時 ↓ 親に愛想尽かされ勘当言い渡される ↓ 身寄りのなくなったお嬢様 ↓ 贅沢暮らしのためならなんでも売った ↓ 「愛する人が一人居てくれればそれが私の宝物なの」 ↓ 愚かな陶酔 ↓ 無意味な自己犠牲 ↓ 少女は少しずつ壊れ欠けた
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