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二曲目
2010年イベントで出会ったバンドマン
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暴君、独裁とても素敵ね
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体が削れても構わない
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愛されてる証拠だって信じているから
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次男は二歳になっていた
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酔って踊りすぎて相手を覚えていない
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名前は「まもる」二歳でつけた
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次に生まれる妹を守る男の子になって欲しい
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押し付けられた願望、運命、生い立ちは悲惨
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生まれた時から惨劇を見ている
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抱きしめたことはなく泣けば暴力折檻暴君
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母親は言い聞かせた
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貴方を愛しているから躾をするのよ
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これが貴方のためになるっていつか分かる
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次男は信じてた世界の中心親の言葉
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一つ一つに一喜一憂
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ご飯は親の残飯
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洗脳、躾、体罰体罰体罰
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三人目の男も同じだった
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少年は六歳頭を守ることを覚える
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次女に初めて出会う
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名前は「あい」愛されるはずの女の子
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母によく似て
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何も知らずに笑う子だった
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母によく似ていた
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「貴方が面倒見るのよ」
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育てた恩を返せと煙草をふかす
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少年は愛されたかった
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だから妹を沢山守った
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僕がいないと生きれぬ少女
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自己承認欲求爆発天才
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身代わりお仕置きなんでも我慢我慢我慢
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義務教育は受けさせて貰えず
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そもそも存在すら知らなくて
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存在届けもなく生まれたことさえ他には誰にも知られていない
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昼夜を問わず買い出しに連れ歩かされる
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五人目の男は悪魔だった
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酒乱、賭け事無職の王様
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色事手広く少年⚫歳毒牙を掛けられる
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泣きわめく少年を貫き踊らせた
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母親は少年の頭を撫でる
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「貴方も愛されることを知ったのね」
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「彼は貴方が大好きなのよ」
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狂言狂乱狂気信じる他無く
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圧政耐えてゴミ屋敷に隠れる
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そんな時に降り注いだ天命
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母の急死
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2014年８月14日曇天
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原因は内臓出血栄養失調
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離れた親は露も知らされず
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悪魔の懐に少年少女は囚われお姫様
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救いの勇者様？ログインしてません
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これが地獄じゃないならなんだと言う
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