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プリンは激怒した。
あの邪智暴虐のリキトから、必ず自分を食べて貰わねばと激怒した。
プリンにはイヤイヤ期が分からぬ。
例えばリキトが冷蔵庫の外で、『玄関ポーチに水を貼って金魚と泳ぎたい』と癇癪を起こしたり、文字通り『牛乳を浴びるほど飲みたい』と暴れたり、『テントウムシをペースト状にしようとするのを咎められて激高』することは理解出来ぬ。
ただ、己の賞味期限に対しては、プリン一倍に敏感であった。
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