シーカーズ出撃

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「ほぅ、[酒と愛を愛する神の聖典]にさえ記載された邪神とは……」  殿を歩いていた大斧使いのドワーフ戦士、ボルドが自慢の顎髭を撫でながら関心するが、対するハミルは、 「私の神は〈知性と知識〉を司っているの!?」  と、反論する。  もはや、いつものやり取りである。  しかし―― 「そんな呑気なこと言ってていいの!?……急がないと、その[破滅神]が復活しちゃうんでしょ!?」  アイラの悲痛な声に、一同は先のやり取りを思い出す――
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