46人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「ほぅ、[酒と愛を愛する神の聖典]にさえ記載された邪神とは……」
殿を歩いていた大斧使いのドワーフ戦士、ボルドが自慢の顎髭を撫でながら関心するが、対するハミルは、
「私の神は〈知性と知識〉を司っているの!?」
と、反論する。
もはや、いつものやり取りである。
しかし――
「そんな呑気なこと言ってていいの!?……急がないと、その[破滅神]が復活しちゃうんでしょ!?」
アイラの悲痛な声に、一同は先のやり取りを思い出す――
最初のコメントを投稿しよう!