事件は突然訪れる

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「まさか、その日記には……!?」  ハミルの問いに、若い女賢者は頷く。 「はい、[破滅神復活の儀式]に拘わる全ての情報が書かれております……」 「で、儂らにどうしろと……」  そう尋ねるボルドに縋り、ドワーフの体型をものともせずに両肩を揺さぶりながらルーナは訴える。 「〈ゲン・マー〉が復活すれば、世界は滅亡します!  お願いです……遺跡に入った賊を倒して復活を阻止して下さい!」
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