シークレットな恋

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「ふーんっ…。 以外。」 「え?  何がっ?」 「だって、前の彼女…椎名先輩ってすっごい綺麗な人だったじゃん。  その彼女を振って付き合い始めるんでしょ?  だから、もっと綺麗な人とか?」 そうあたしが口走った時、拓海は慌てるようにあたしの前にあったコーラを横取り、 「あ、あたしのコーラ!!」 「振ったんじゃねぇーよ!  振られたんだよ。  …悪かったなっ、、、」  キャップを外し、コーラを一気飲みする―。 「べ、別にっ!   あたしに謝られても。  …ってゆうか、あたしのコーラ!!!」 「るーっせなぁ!  コーラなら、明日おごるから!!」 「そーゆー問題じゃ!」 「ごめん。ごめん。  で、デートのプランなんだけどー!!」 「もう、、、」 と言いつつ、今日もあたしは拓海のデートプランを提案した―。 心の内で…。 いつか二人でいけたらなーと思う、最高のデートプランを。 でもそれは、けして叶わない夢・・・。 コーラを一気飲みする拓海を見て『カッコイイ』と心で呟いたあたしの声も、拓海には届かない。 そして。 コーラを飲んだ拓海を見て、 ・・・あ。 間接キス・・・/// そう心で呟いたあたしの声も、きっとこれからも拓海に届かないんだろう? うん。 これからもずっと。 この気持ちを口に出すほど、あたしは強くはないから・・・・・・。
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