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たたたたっという、かろやかな足おとがした。
「ワン。ワンにまかせろ。ワン」
ひくい、ちからづよいこえがきこえた。
ちゃいろいけのイヌが、ジャンプをした。
シャンプー太郎を、口でナイスキャッチ。
みごとに、ちゃくちした。
イヌはけんかにむちゅうなカラスたちを、ちらりとみた。
「ワン。もうだいじょうぶだ、ワン」
「たすけてくれて、ありがとう。ぼく、シャンプー太郎」
「ワン。ワンだよ。ワン」
「ワンワンさん、ありがとう」
「ワン。ワンワンじゃなくて、ワンだ、ワン」
イヌのワンさんは、ワンワンほえるけど、しんせつだった、
「アザラシさんにたのまれて、きたんだ、ワン」
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