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がたん…ごとん…。
揺れる電車。私は不安。
連絡は…来てないよね。
スマホの灯りを着けても通知は来ていなかった。
大丈夫。きっと。
『次は〜七川〜七川〜左の扉が開きます。ご注意ください』
そう言ったアナウンスが流れはっと我に返る。
実は今日、仕事じゃない。
浮気相手に会いに来たんだ。
プシュー
その音と同時に扉が開くと、早歩きでホームの階段を降りて行った。1分遅刻している。
ぱっと肩を掴まれた。
悠!?と思い後ろを向いた。
「やぁ!久しぶりだね」
「優さんっ!?」
それは響くんの友達の優さんだった。
マズイ。
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