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か…彼女…。
何故かズキリと心が痛む。悠は彼氏でもなく、旦那でもなく、浮気相手なのに…。
嫉妬してしまった。
「ん?紗久」
し、しまった…。
顔に出しちゃったかなぁ…?
まぁいいや!ここまできたら悠につんつんするから!
「なに」
あえて冷たく対応。
「もしかして…嫉妬?」
「っっ!!」
びくりと反応してしまった。
「ふふふ、図星だねぇ」
する…と悠が髪を触ってきた。それにもぴくっと反応する。
「まぁた誘ってんの?」
「ちっ違う!」
顔を真っ赤にして言った。
誘ってる訳じゃない!
「あはは、少しからかいすぎたか、メニューを選んで」
そういって悠は私にメニューを渡してきた。
「わ…わお…」
どっ、どれも2000円は軽く超えて…いや3000円?
とにかく高い。どれもこれも。
「遠慮せず頼んでね」
いや!!
無理だから!
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