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こんな高級店で気をつかわないなんて無理だって!
「じゃ、じゃあ…」
少しでも安いのは無いかとくるくると目をやる。
「枝豆のコーンポタージュ…」
「え?それだけ?少ないよ」
うううそんな事言ったってぇ…。
どれもこれも高すぎる!
私が頼んだやつでも800円…。
これぼったくりなんじゃないの?
「じゃあこのサラダとスムージーとかで食べれそうでしょ?」
「あ…ありがと…ひっ!」
サラダとスムージーに目をやると合計で3000円。
「じゃあ俺はぁー…」
チーンとベルを鳴らすと背の高いスーツ姿の男性が駆けつけてきた。
周りを見るとワインを右手に優雅に飲み食いしている。程遠い世界だと思ってたけどこんな夢の世界に連れて来てくれるなんて…。悠さっすがぁー!
「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
ぺこりと深くお辞儀をして店員はキッチンへ消えていった。
「さてと…」
モゾモゾっと私の足を動かした。
今日は攻めていくぞ。
「っ!?」
悠は顔を赤らめている。
「ん?悠どうしたの?」
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